青木尚美(あおきなおみ)東京大学公共政策大学院准教授。
大学から渡米しジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院にて修士課程を修了後、世界銀行本部のコンサルタントとして行政改革に携わる。この経験がきっかけで行政学の道を進むことを決め、シラキュース大学マックスウェル行政大学院の博士課程に進学。2010年に行政学でPhD取得。
2011年にシンガポール国立大学にアシスタントプロフェッサーとして奉職。同大学で勤務した間、最初の2年を政治学部で過ごし、その後リークアンユー公共政策大学院に移籍。修士課程に在籍する行政官等のプロフェッショナルと博士学生を対象に行政・パブリックマネジメントの授業を担当する。
シンガポール国立大学ティーチングアワード受賞。2020年4月から現職。2021年、2022年、東京大学公共政策大学院ベスト・ティーチング・アワード受賞。令和3年度東京大学卓越研究員。公共政策大学院ではパブリックマネジメントと政策過程の授業を担当している。
大学の授業の他に、シンガポール時代から現在まで、各国の行政官やプロフェッショナルを対象としたエグゼクティブ・エデュケーションや公務員研修にも従事し、これまで77カ国以上の学生・プロフェッショナルに講義を行なってきている。
代表的な研究論文はComputers in Human Behavior、Government Information Quarterly、Cities、Public Management Review、Habitat International等のジャーナルに掲載されており、現在、Public Administration, Public Administration Review, Asia Pacific Journal of Public Administration, Public Administration and Development のエディトリアル・ボード・メンバーを務めている。